認知症の予防に役立つコエンザイムQ10
コエンザイムQ10は、認知症の予防にとても効果的な成分です。
コエンザイムQ10にアルツハイマー型認知症の予防効果があることが、研究で確認されています。また、コエンザイムQ10には動脈硬化の進行を抑制する効果があり、動脈硬化が原因で起こる脳血管性認知症の予防にも役立ちます。
アルツハイマー型認知症に対する効果が研究で確認されている
コエンザイムQ10にアルツハイマー型認知症の予防効果があることが、研究で確認されています。
・アルツハイマー型認知症の原因は異常なタンパク質の蓄積
アルツハイマー型認知症は、脳にアミロイドβと呼ばれる異常なタンパク質が蓄積し、神経細胞の減少や異常が起こることで発症します。
人間の身体には異常なタンパク質を処理する機能が備わっていますが、年齢とともにその機能は衰えます。そのため、歳をとるとアルツハイマー型認知症の発症リスクが高まります。
・コエンザイムQ10はアミロイドβの蓄積を抑制する
異常なタンパク質を処理する機能の低下には、細胞の小器官であるミトコンドリアの酸化が関係しています。
コエンザイムQ10はミトコンドリア内に多く存在する物質であり、強い抗酸化作用があります。コエンザイムQ10は、ミトコンドリアの酸化を抑制してアミロイドβの処理を促進し、アルツハイマー型認知症の予防に役立ちます。
・コエンザイムQ10の効果を示す実験報告がある
アルツハイマー型認知症を誘発したラットにコエンザイムQ10を投与したところ、投与しなかったラットに比べてミトコンドリアの酸化が抑制され、アミロイドβの蓄積量も減少したという実験報告があります。
コエンザイムQ10には異常なタンパク質の脳への蓄積を抑制する効果があり、アルツハイマー型認知症の予防に役立ちます。
脳血管性認知症の予防にも役立つ
コエンザイムQ10は、血管の健康悪化が原因で起こる脳血管性認知症の予防にも役立ちます。
・脳血管性認知症は動脈硬化が原因で起こる
脳血管性認知症は、動脈硬化が原因で起こります。動脈硬化は、血管が柔軟性を失って硬くなる症状です。
動脈硬化が進行すると、脳の毛細血管の詰まりや脳出血が起こりやすくなります。そうした脳の血管障害によって脳の組織が損傷を受けると、記憶障害などを引き起こす脳血管性認知症が発症します。
脳血管性認知症の予防には、動脈硬化の進行を抑制することが大切です。
・コエンザイムQ10は動脈硬化の進行を抑制する
動脈硬化は、糖尿病・高血圧・脂質異常症といった生活習慣病によって進行が早まります。
コエンザイムQ10はこれらの生活習慣病の予防・改善にとても効果的であり、動脈硬化の進行を抑制します。
コエンザイムQ10は、脳の血管を健康に保って脳血管性認知症の発症リスクを低下させます。
動脈硬化に対するコエンザイムQ10の効果について詳しくはこちら＞＞
認知症の予防に役立つコエンザイムQ10の効果
コエンザイムQ10には、認知症の予防に役立つさまざまな健康効果があります。
抗炎症作用
アルツハイマー型認知症には、脳の炎症が深く関係しています。アルツハイマー型認知症の脳では、免疫細胞の一種が活性化して脳の炎症が起こり、それによって神経細胞の損傷や異常なタンパク質の蓄積が促進されます。
コエンザイムQ10を摂取すると血液中の炎症性物質が減少することが、実験で確認されています。コエンザイムQ10には抗炎症作用があり、脳の炎症を抑制してアルツハイマー型認知症の予防に役立ちます。
血行促進
認知症の予防には、脳の血行を促進することが大切です。
慢性的な血行不良は、認知症患者の脳に共通してみられる症状です。脳の血行を阻害すると、脳の炎症が起こりやすくなって認知機能に悪影響が及ぶことが、動物実験で確認されています。
コエンザイムQ10には、血管を拡張する効果や血液をサラサラにする効果があります。
コエンザイムQ10には血行を促進する効果があり、脳の血行不良を防いで認知症を予防します。
睡眠の質を高める
アルツハイマー型認知症の予防には、十分な睡眠をとることが重要です。睡眠が不足すると脳に異常なタンパク質が蓄積しやすくなることが、動物実験で確認されています。
コエンザイムQ10には、就寝時の体温調節を補助して寝つきを良くする効果や、睡眠を妨げる自律神経の乱れを抑制する効果があります。
コエンザイムQ10には質の良い睡眠を促す効果があり、睡眠不足を防いでアルツハイマー型認知症の発症リスクを低下させます。
睡眠の質を高めるコエンザイムQ10の効果について詳しくはこちら＞＞
以上のように、コエンザイムQ10は認知症の予防にとても効果的な成分です。
認知症を予防して、いきいきとした生活を長く続けるために、コエンザイムQ10配合のサプリメントを毎日の生活に取り入れてみることをおすすめします。
