コエンザイムQ10は安全性の高い健康成分

コエンザイムQ10は、安全性の高い成分です。
コエンザイムQ10の安全性は、数多くの実験で確認されています。ごく稀に身体への悪影響が発生する場合もありますが、症状は軽度な場合が多いです。
ただし、サプリの安全性については事前によく確認することが大切です。メーカーの品質管理やコエンザイムQ10以外の成分が原因で、サプリの安全性が低下する場合があります。

コエンザイムQ10は安全性が高い

コエンザイムQ10は、安全性の高い成分です。
コエンザイムQ10の安全性は、さまざまな実験で確認されています。

コエンザイムQ10は身体にもともと存在する物質

コエンザイムQ10は、エネルギーを産生する酵素の働きを補助する補酵素です。コエンザイムQ10はエネルギー産生に不可欠な成分で、もともと人間の細胞内に存在しています。
コエンザイムQ10サプリは、身体に既に存在しているものを補う目的で利用するものです。適切な摂取量であれば、身体に急激な変化をもたらすものではありません。

多くの実験で安全性の高さが確認されている

コエンザイムQ10の安全性の高さは、数多くの実験で確認されています。

124名の成人男女を対象として、1日あたり100mgのコエンザイムQ10を1年間摂取させる実験が日本で行われ、摂取前と比較して血液検査で悪化が認められる項目がなかったことが報告されています。
また、パーキンソン病患者に1日あたり1,200mgという大量のコエンザイムQ10を16ヶ月間摂取させた実験においても、安全性の問題は認められなかったことが報告されています。

これら以外にも、数多くの実験が行われていますが、安全性の問題は確認されていません。

ごく稀に身体に悪影響を及ぼす場合がある

コエンザイムQ10は安全性の高い成分ですが、コエンザイムQ10サプリの摂取によって体調不良が起こった事例が報告されています。
ただし、そうした症状が起こるのはごく稀で、命に関わるような重篤な体調不良が起こった事例は報告されていません(2018年現在)。

重篤な体調不良は報告されていない

コエンザイムQ10サプリの摂取によって発生した体調不良の症状には、胃の不快感・嘔吐・下痢・食欲不振・発疹・倦怠感などがあります。しかし、そうした症状が起こるのはごく稀で、症状も軽度な場合が多いです。

厚生労働省による『「統合医療」情報発信サイト』においても、「CoQ10の使用に関連した重篤な副作用は報告されていません」と記載されています。

関連記事:コエンザイムQ10の摂取による身体への悪影響

医薬品との相互作用に注意

コエンザイムQ10は安全性の高い成分ですが、特定の医薬品と相互作用を起こす場合があるため注意が必要です。相互作用が起こってしまうと、病気の治療や健康に悪影響が及びます。
コエンザイムQ10との相互作用に注意が必要な薬には、血栓症治療薬のワルファリンや、糖尿病・高血圧の治療薬などがあります。

病気の治療などで薬を服用している場合は、コエンザイムQ10を摂取する前に医師に相談するようにしてください。

関連記事:コエンザイムQ10と医薬品の飲み合わせに注意

サプリの安全性には十分な注意が必要

コエンザイムQ10は安全性の高い成分です。しかし、コエンザイムQ10自体に問題がなくとも、サプリの安全性が低下する場合があります。サプリを購入する際には、製品の安全性を事前にしっかりと確認することが大切です。

メーカーの品質管理体制を確認する

製造しているメーカーの衛生管理に問題があれば、サプリの安全性は低下します。
サプリを購入する際には、事前にメーカーの品質管理体制をしっかりとチェックすることが大切です。

安全性はサプリにとって最優先事項です。そのため、ほとんどのメーカーが自社の品質管理体制についてホームページなどで詳しく説明しています。
そうした説明がおろそかなメーカーの製品は、安全性に疑問があるため購入を避けるのが無難です。

コエンザイムQ10以外の成分をチェック

コエンザイムQ10サプリの中には、別の健康成分と一緒に配合した製品もあります。また、サプリには添加物が含まれています。
そうしたコエンザイムQ10以外の成分によって、アレルギーなどの悪影響が発生する可能性もゼロではありません。サプリを購入する際には、コエンザイムQ10以外の成分もしっかりと確認することが大切です。

コエンザイムQ10は高い安全性が確認されており、比較的安心して摂取できる成分です。
ただし、購入前にはサプリの安全性をしっかりと確認するようにしましょう。

公式サイト

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